1954-04-02 第19回国会 参議院 本会議 第28号
昭和二十五年度におきましても三日間予算の空白を生ぜしめましたが、このときには池田大蔵大臣が三日間の暫定予算を組んでGHQにOKをもらいに行きましたが、マーカツト少将にOKをもらうことができなかつた。そこで無理に三日間の空白を生ぜしめた後に、強引に国会に議決せしめた。従つてその当時は、占領下であり、一応暫定予算は組んだ。
昭和二十五年度におきましても三日間予算の空白を生ぜしめましたが、このときには池田大蔵大臣が三日間の暫定予算を組んでGHQにOKをもらいに行きましたが、マーカツト少将にOKをもらうことができなかつた。そこで無理に三日間の空白を生ぜしめた後に、強引に国会に議決せしめた。従つてその当時は、占領下であり、一応暫定予算は組んだ。
しかるところ、二十一年一月二十九日、連合軍最高司令官総本部経済科学局長マーカツト少将から覚書が提出せられまして、日本の当時の経済財政上の状態を勘案して、これは再び大蔵省の預金部にもどすべし、そういう命令が参りました。当時の状況は、占領治下にありまして、日本の政府といえども、これに反抗することは許されません。
いわゆる昭和二十一年一月二十九日付の総司令部の経済科学局長マーカツト少将から、大蔵大臣にあてられました指令によりまして、さらに大きく制限をされることになつたのでありますが、私はこれに対しても非常に不可解に思つておるのであります。
なお昨日か、一昨日、先般の成田君の質問に対しましてお答えいたしたのは、マーカツト少将は外資は来ないというふうに解釈せられましたから、そういうふうにマーカツトが言つておるのではない、私の直接聞いたところでは、安易な気持でやつては困る、コマーシヤル・べースによるのでないとなかなかむずかしい、こう言つておる。成田さんの言われるように来ないとマーカツトが言つたわけではありません。
それからマーカツト少将が前にとやこう言われたとおつしやいますが、そのマーカツト少将の言われたこととあなたの言われることも、また違つております。しこうして今は独立国家ですから、ああいう言葉を信用せずに、総理大臣、大蔵大臣の言葉を信用していただきたい。
しかしながら、言いかえればそういう総合計画の上に立つ電源開発ではあるけれども、マーカツト少将が言明しておるように、もし外資が入らない場合でも、総合計画の上に支障があるかないか。要するにこれでやつて行けるかどうかという見通しを私は聞いておるのであつて、この点が重大だと思う。これはどうですか。
ただ問題は昨日のマーカツト少将との話の第二段にあるが、ごとく日本のドルを積んだつて、これはドルを積むだけでは効果がない、日本にドルを持つて来まして、それでそれに相当する円資金を国内に散布いたしますると、これはインフレの危険性が多分にある。そこでこれは今外資導入につきまして、何としても増産等のためにできるだけ原材料を入れる、或いは設備の近代化、これを図るのにお金を使わなければならんと思います。
実はきよう九時半から司令部に行きまして、一時間半にわたつてマーカツト少将と会いました。マーカツト少将がアメリカから帰つての新聞記者を通じての発表、その後の日本の新聞の取扱い方、あるいは議会での野党の質問等から考えまして、私はこの際はつきりしておかなければいかぬ、こういうのできよう参りまして、一時間半にわたつてマーケット氏と話をしました。
次に過日問題になりましたマーカツト少将の外資云々の声明であります。今朝の日本タイムスを見ると、池田大蔵大臣は共産党の岩間君の質問に対してこれは、マーカツト少将の声明は、これは要するに外資を日本に送るのはコンマーシヤル・ベーシス以外は政治的借款である、或いはヨーロッパの或る国が援助しておるような経済援助というものは、これは全然来ないのだ。
○国務大臣(池田勇人君) 昨夜マーカツト少将に会いました。向うへ行かれて又帰られたのですが、私病気をしておりました関係上会う機会がなかつたのであります。昨夜会いまして、明日は一つゆつくり話をしようということで、今日、今日は定例会議日でありまして参りました。外資導入のあのマーカツト声明の問題、吉田総理の答弁並びに吉田総理の答弁の直後私がこの席で答弁いたしましたのを全部知つておりました。
従つて又、マーカツト少将の談話が私の書簡と関連したというようなことは全然ないことであります。書簡を送らないのでありますから、マーカツト少将の談話とは何らの関係はないのであります。
○岩間正男君 マーカツト少将の個人的なこれに対してどういう言明をしたかどうかということに問題が向けられたのは論議の本質ではない。私はこの発表、十一日のマーカツト少将談話なるものを見ますと、はつきりこれは総司令部の十一日発表となつております。従いまして一経済科学局長としての個人としての資格という、そういうことよりもつと大きな性格を持つと思うのでありますが、この点について総理は認められますかどうか。
マーカツト少将があずかり知らない、こういうことを総理はこの前はつきり言われたはずであります。あずかり知らないということは全然関知しない、全然それについては知らない、責任を持たない、こういうふうに考えられる言葉であります。
○国務大臣(吉田茂君) 私はマーカツト少将と会つたときの経緯をここにお話することはできませんが、私の承知いたすところでは、マーカツト少将の新聞に出された発表は、あれは長文であつて日本文に現われたものはその要約である、こうしたところが自分の意見とは違う、こう言われたからこう私は承知するのであります。UPの発表について私は責任を持ちません。
○国務大臣(吉田茂君) 私はマーカツト少将に確かめたところが、あの声明は自分のあずかり知らざるところであるとはつきり申しておりました。又私の施政演説の冒頭に、外資導入の希望をいたしたことは、何も楽観材料として施政演説の中に、これは楽観材料であると申述べたはずはないのであります。(笑声)又外資導入に今後といえども努めるつもりでおります。
○木村禧八郎君 先ほど総理大臣は、渉外局発表として各新聞紙に報道されたマーカツト少将の談話は、マーカツト少将に会いまして尋ねたところ、全然あずかり知らないことであるというふうに言われたと、こういうような御答弁がありましたが、それだつたら新聞に取消しを申入れなければならんと思う。
○国務大臣(吉田茂君) 昨日マーカツト少将によつて確めたところによりますと、新聞に出たマーカツト少将の声明でありますか何かは、全く少将のあずかり知らざるところであるそうであります。あとは大蔵大臣から……。
私明後日マーカツト少将に会つて私の意見なり、希望なりを開陳したいということにしておりますのですが。大体の構想はそういう構想です。
○渕委員 今の竹山さんの問題が起つたそもそもの原因は、私は二日前の新聞を見ますると、マーカツト少将から、なぜ日本の政府は統制撤廃後におけるところの具体的な資料を持つて来ないか、こういうことを言つておられるのですが、もしそれを持つておいでにならぬということになれば、政府は何かしら少し早まつたのではないかというような感なきにしもあらず、おそらく国民全体はそういう感じを受けているのではないか、そういうところに
二日前のマーカツト少将の言つたことは、統制撤廃後における状態をはつきりつかんで、具体的な問題を示してもらいたい、たとえば諸物価のはね上りが幾らになるだろうかという具体的な問題を言われているのです。これはなるほど国民の言わんとするところをマーカツト少将が言つてくれたのだ。決して統制撤廃に反対するものではない。
しかも、マーカツト少将かメモランダムで言つた通りに、これらの調達計画に対して何らかの理由で日本が協力できないとするならば、日本の食糧輸入等々の問題について重大な問題が発生するであろうと言われたほど、これはきびしき要請と見なければなりません。これはいわゆる新特需といわれるものであつて従来は化学工業、光学機械、パラシュート、双眼鏡、通信機等でありましたが、最近では工作機械があるといわれる。
本年の五月十六日、総司令部から発表せられましたマーカツト少将の声明によると、アメリカが講和後も日本の福祉と進歩について引続き好意を持つことはきわめて明瞭であるが、しかし日本占領中、史上まれな寛大さをもつて日本の復興を助けて来たアメリカとしては、講和条約の締結後においては、すでに達成された健全なる経済的進歩から逆行するような場合、日本を救出する義務があるとは考えていない。
それでその点については、かねがね現政府も、又自由党の内部においてもこういう方針は出ておつたのでありまして、たまたま以つてマーカツト少将の声明と根底がよく似ておつたことは、非常に喜びに堪えないのであります。休会前の国会におきまして、日米協力ということが経済協力ということか誤まり伝えられておつた。
幸いにしてこの間のマーカツト少将の声明中にも、協力というものが国民生活水準を脅かすことなしに維持して行けるようにして行きたいということが書いてありました。この点は私どもの意を強うするところであります。ぜひ今後そういうふうな形に考えて行きたいと思います。
今までのように漠然とした目標ではなしに、九月、十月というように独立の日がはつきり——一月、二月のところは別にして、だんだん鮮明になつて来ておるのでありますから、従つてこの段階を迎えての政策の転換というよりも、むしろ新発展というものについて、たとえば日本の物価は国際物価にさや寄せをしなければならぬというようなことをマーカツト少将は言つておるわけで、今までの政策からいえば、補給金政策などというものは一切打切
その点は非常にこの間マーカツト少将が行かれて努力されたようであります。それからこの点は内地においても注文の仕方、またそれについての今お示しのような点については、向うも考えておると思いますが、なお政府においても十分その御趣旨に従つて努力をいたして行きたいと思います。
現に一昨日のマーカツト少将の報告書にも、日本はすみやかに通商政策をきめて、世界に発表する必要があるというふうなことを言つておるのでありますが、この根本であります通商政策の樹立というものは、これは一体どこでやるのか。外務省でやるのか、あるいは通産省でやるのか、ただいまのところはどういうふうになつておりますか、お伺いいたします。
○周東国務大臣 ただいま委員長からのお話でありますが、マーカツト少将の声明書の内容はすでに新聞に発表されておりますので、それを繰返して御説明する必要もなかろうかと思います。従つて大要は大部分それで御承知を願いたいと思います。昨日マーケット少将に呼ばれて会いまして、お話をしたのですが、大体同じようなことであります。